大自然ドキュメント 南極圏

アニマルプラネット

番組情報

太平洋や南極、オーストラリアの大自然を訪ね、生命力にあふれる様々な野生生物を紹介。10年以上かけて番組スタッフが撮影した映像の中には、今までカメラに収められたことのないような驚くべき映像もある。太平洋では海の上や中に生息する海洋生物が登場。サンゴ礁や入り江、島々を巡る。南極では世界一、寒い地域を旅し、オーストラリアでは、そこでしか見られない野生生物を探す。

エピソード

  • 海流(二)

    南極大陸やその周りの島々には、ペンギンやアザラシ、海鳥、クジラなどが集まり、それぞれ独自の習慣や狩りのテクニックを使って生きている。南極半島ではアデリーペンギンのオスが石の巣を作ってメスの気を引こうと必死になる。北からオーストラリアの南東の島には冷たい水が流れつく。すると海の底からは年に一度、何十万ものコウイカが集まる。亜南極の島ではアホウドリが複雑な求愛ダンスを踊る。

  • 季節(二)

    南極は夏と冬ではまったく違うが、動物は季節の変化に順応している。暖かくなるとゾウアザラシは浜辺に集まる。ジェンツーペンギンは山頂を目指し、祖先が通った雪道を進む。寒くなると、氷で大陸の大きさは倍になる。暗い冬を南極で過ごせるペンギンはコウテイペンギンだけだ。つがいの1羽が長い道のりを旅して魚を採りに行く間、もう1羽は何週間も飢えに耐えながら卵を温める。

  • 超大陸の痕跡(二)

    かつて南極は、ゴンドワナ大陸と呼ばれる超大陸の中心にあった。今でも大陸がくっついていた名残がある。亜南極の島ではオウサマペンギンが、茶色くてフサフサのヒナを育てる。ニュージーランドではオットセイが海岸の岩を登り、大きな目をした子供を産み育てる。オーストラリア南部の海では、ストライプのパジャマのような模様をしたイカがオーストラリアアシカの横を泳ぐ。

  • 氷の島々(二)

    繁殖期や子育ての時期になるとたくさんの動物が南極に集まってくる。南極は決して不毛の地ではなく、多くの野生生物の命を支えているのだ。ゾウアザラシは浜辺に上がると1か月間、何も食べず、蓄えていた脂肪を燃やしてしのぐ。北部にいるペンギンは日差しを避けるために穴を掘る。ザトウクジラは泡を吐き出して“網”を作り、群れで漁をする。

視聴方法