アフリカ 灼熱大陸の生き物たち
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番組情報
アフリカの灼熱の大地に適応して生きる動物たちの秘密に迫る新シリーズ!
アフリカ南部には世界最古の砂漠「ナミブ砂漠」、世界有数の美しい砂漠「カラハリ砂漠」など
地球上で最も暑い地域が広がっている。
そして気候変動はこれらの地域に暮らす生き物にとって大きな脅威だ。
しかし動物たちはこの乾燥した過酷な環境にも見事に対処して生きている。この驚異的な生き物たちはこの地での暮らしにもう少し耐えることができるだろうか。それとも彼らの生活はすでに限界に達しているのだろうか。
暑く乾燥したサバンナで獲物を狙うライオンや、あらゆる気候に適応するヒョウ、時速100キロ以上で走るチーター、食糧不足や熱にも強いリカオン、静かに行動するカモフラージュの名手カラカルなど、極限の暑さに驚くべき方法で適応して命をつなぐ生き物たちの真実の姿を描く。
エピソード
灼熱の地で変わる命の営み
ライオンに狙われる動物たちは、ライオンが休んでいる間に食事をする。それは太陽が高い位置にある時間帯であり、強い日差しに体をさらすことになる。温暖化による気温の上昇は、熱い地域にすむ動物たちの行動にも影響を与えており、レイヨウやガゼルなどの生存率を下げている。一方、カバやシマウマ、ライオンはそれぞれ独自に適応してきた。一体、どのように適応しているのだろうか?
過酷な環境で生き抜く術
ヒョウは、インドの雨が多いジャングルや、アフリカの乾燥した地域など、あらゆる気候に適応している。その捕食対象は100種以上ある。ヒョウの近くにすむ動物もまた、 過酷な環境に適応している。ウシガエルは1年のうち9ヶ月も砂の中で寝て過ごし、雨が降るのを待つ。樹齢2000年のウェルウィッチアが、どんな干ばつでも生き延びることができるように、ナマクアカメレオンは砂漠に完全に適応している。
暑さと共存する野生の戦略
チーターは時速100キロで走ると心拍数が250まで上がる。脳が熱くなりすぎると命を落としかねない。特に気温が45度以上になると危険だ。そのため、体形や模様、唾液などでうまく調整しているという。ゾウはチーターにとって仲間ともいえる。ゾウのおかげでサバンナは木があまり増えないのだ。また、キリンやクロコダイルも驚きの方法で暑さに適応している。